@まず、音叉・ピッチパイプなどの基準音をもとに、あ弦の音を合わせます。
【あ弦の音(キー:G)】
この際、オクターブを間違えると弦の張りが適正でなくなり、弦が切れたりします。
オクターブに関しては下の【オクターブについて】をご参照ください。
残りの弦は下の図を参考にして、
Aあ弦五の位置(7フレット目)の音と、い弦の音を同じにそろえ、
Bい弦四の位置(5フレット目)の音と、う弦の音を同じにそろえ、
Cう弦五の位置(7フレット目)の音と、え弦の音を同じにそろえる
というように合わせて行きます。
一五一会の調弦では、
ベーシック・音来のあ弦の基本音はG(ソ)、
奏生のあ弦の基本音はC(ド)となっています。
※現行品の奏生はG(ソ)が基本音になるよう変更されています。
出荷時の状態で調弦可能な範囲は上下に1音づつ、
ベーシック・音来・現行品奏生ではあ弦がF(ファ)〜A(ラ)、
旧奏生専用弦ではあ弦がG(ソ)〜C(ド)です。
【オクターブについて】 例えばあ弦をA(ラ)に合わせる場合、基準音440HzのA(ラ)=あ弦の音ではありませんのでご注意ください。A(ラ)なのにA(ラ)じゃないなんて意味が分からないと思われるかもしれませんが、これはオクターブと言う考えが抜けているためです。ピアノの鍵盤を思い出してください。音階とはド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドだと習ったはずですが、ならばピアノの鍵盤はあんなに長い必要はありません。あれはつまり、前と後ろ(音楽的には上と下)にさらにド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドがつながっているのです。
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・・・と目がおかしくなるようなふうにです。これはつまり、「ラ」が1つではないと言うことです。
ちなみにAで合わせる場合、あ弦の音はA=110Hzとなるのですが、これは基準音440HzのAよりも2オクターブ低くなります。
(すこしややこしいと思われた方にはチューナーの使用をお勧めします。)
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